学校ぐるみで不正:足立区学力テスト
校長指示で見回り教諭が誤答の再考を指差し指示
東京都足立区が行った06年度同区学力テストに不正行為があった問題で区教委は16日、記者会見し調査結果を発表した(各紙17日朝刊)。それによると学テ平均点が1位だった小学校で校長・副校長指示による不正行為が明らかとなった。手口は、試験監督の教諭が児童の間を巡回し、誤答している子どものテスト用紙の問題箇所を指差し再考を求めるもの。テストのあった2年以上の全担任が校長らの指示があったことを証言した。また同小学校では05年度の問題をコピーして児童に練習させていた。テスト作成業者が同じなので
ほぼ同様問題が出題されたという。
障害児の答案は採点からはずす
また同小学校では情緒障害児ら3人の答案を採点から除外する操作もしていた。この結果、05年度は全72小学校中44位だったのに06年度は1位にはね上がっていた。足立区は区内の小中学校を自由に選んで入学できるシステムを採用、また同区学テの学校平均点の順位を区のホームページで公表している。このため学校ごとの順位争いが過熱しているという。
<谷口のコメント>
◎なんと言うことだ◎
やはりというか、あんまりだというか。足立区立小学校での学校ぐるみの学テ不正にはあいた口がふさがらないと言うしかない。このブログでも昨年7月17日、11月4日。同8日の3回、足立の学テ問題を取り上げた。足立区の父母の間では「テストになると風邪で欠席の子が増えるらしい。学校が成績のよくない子はテストからはずすため休ませるようだ」などのうわさが飛び交っていた。児童生徒に与える悪影響は計り知れない。せめていさぎよい責任の取り方で子どもたちに範を示して欲しい。
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