« アナン事務総長会見 | メイン | 5月19日(金)サイト開設 »

2006年5 月19日 (金)

秋田・小1男児殺害事件

 秋田県藤里町で17日午後3時過ぎから自宅付近で行方不明になっていた藤里小1年、米山豪憲君(7)が翌日18日午後3時ごろ、自宅から約10キロ離れた米代川川岸で遺体で見つかった。首に絞められた跡があった。友達と別れた場所から自宅までわずか40メートルほどの間に事件に巻き込まれた可能性が高い。豪憲君宅の2軒隣の同小4年、畠山彩香ちゃん(当時9歳)もこの4月9日、藤琴川で水死体で見つかった。警察は事故死として処理していたが、今回の事件との関連も有り得るとして調べ直している(各紙19日朝刊)。

<コメント>事件の性格について毎日、朝日は「小1男児殺害」、読売は「男児遺体発見」と分かれるなど断定は仕切れないものの、静かな田園地帯で起きた今回の事件は極めて衝撃的だ。不明のニュースが流れたときから嫌な予感を持った人も多かったのではないか。なんと恐ろしい世の中になったことか。
各紙は1面トップに事件の本筋、社会面で家族や地元の悲しみの表情、豪憲君の素顔などを特集、対社面(右側の社会面)で対策についてまとめる構成を取った。常道の紙面構成だがどこの新聞も対社面の作りは苦渋に満ちている。各紙とも(子どもが殺害された最近の事件)一覧を載せたがこの5年間ですでに10件も起きている。
昨年末、広島市と今市市で相次いだ小1女児の受難事件は記憶に新しく、通学路の安全対策が大きな社会問題になった。政府は12月に7省庁による連絡会議を設け、民間防犯ボランテァイの支援(警察庁)、スクールガードリーダーの拡大(文科省)、放課後に児童を預かる事業の強化(厚労省)などの対策を打ち出した。それらがまだ進んでいないうちの再発だ。下校後の子どもを常時マークしていることなどとうてい不可能なことを考えれば、徹底した不審者チエックなど地域防犯が決め手と思われる。学校や行政任せにしない市民の立ち上がりが不可欠ではなかろうか。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
https://www.typepad.com/services/trackback/6a0128759be2a2970c0128759be3f2970c

Listed below are links to weblogs that reference 秋田・小1男児殺害事件:

» 【犯人娘のブログ】警察官の父を、16歳の娘が手斧で斬首殺害 京都で from 【犯人娘のブログ】警察官の父を、16歳の娘が手斧で斬首殺害 京都で
 18日午前4時40分ごろ、京都府京田辺市、京都府警南署交通課巡査部長北門和一郎(45)さん方から、妻(41)とみられる女性の声で「主人が斧(おの)で首を切って自殺した」と119番通報があった。消防隊員が駆けつけると、2階の寝室で北門和一郎巡査部長が首から血を流して倒れており、すでに死亡していた。田辺署員が返り血を浴びた専門学校生の次女(16)に事情を聴いたところ殺害を認めたため、殺人容疑で緊急逮捕....犯人少女が犯行直前まで書いていたブログが晒され、ネット上で話題になり、炎上中である...... [続きを読む]

コメント

この記事へのコメントは終了しました。