「いじめと教育委員会」:読売が連載開始
やる気欠きがちな教育委員;滝川市のケースから
読売1日朝刊くらし・教育面で第1回が掲載された。いじめ問題が大きな社会問題としてクローズアップされるきっかけのひとつになった北海道滝川市での小学6年女児自殺事件。連載1回目は事件に対応して同市教委がどう動いたかを克明に追っている。結局、5人の教育委員は「いじめ隠し」を暴露する昨秋の新聞報道まで真相を知らないままに流れ、対応らしいものは何もなされなかったことが明らかとなった。その原因は教育長以下役人側が情報を止めてしまったこともあるが教育委員側のやる気のなさ、事なかれ主義も真相解明の遅れにつながった実態が浮かび上がった。
<谷口のコメント>◎教委を問い続けよう◎
教育改革論議の中で教育委員会を問い直す動きは高まったが、いつものように改革熱は潮が引くように失せてしまったように見える。今国会では教委のありかたにも係わる地方教育行政法の改正案が審議中にもかかわらずだ。そうした中でのこの連載のスタートに注目したい。
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