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2007年3 月17日 (土)

教え子との不適切な関係を聞き込み調査;群馬県教委

 群馬県教委は16日、県内の全公立小中高校610校の校長に、教師と教え子のわいせつ事件につながるような「不適切な関係」がないか調査して教委に報告するよう指示した(毎日17日朝刊社会面)。この異例の調査は、同県の教師が昨年末から4人も教え子へのわいせつ容疑で逮捕されたため行うことになった。校長が全教師にアンケートするか面接して同僚について不適切な「うわさ」や保護者からの苦情を聞いたことがないか調べ、28日までに教委に報告する。「特定の教え子と親密過ぎる」「必要以上に身体に触れる」「校外で私的に会う」などが要注意という。報告について内容に応じて緊急に対応するほか4月以降に結果をまとめる。

<谷口のコメント>
◎異様だが、抑止力になれば◎
 教育現場にあるまじきどこか物悲しく異様な話だが、教師のわいせつ事件の多発ぶりを思えば仕方ないだろう。教師という仕事柄、わいせつ事件が騒がれるので目に付き易いのか。教師という立場が他の職業よりわいせつ事件を生みやすくするのか。統計的に精査したことはないが、どうも後者の方ではないかと思える。学校に娘を通わせる親の気持ちになれば少々手荒な対応でもいいから「学校の安全性」を高めてほしいと思うだろう。他の教委でも事件が起きる前にこうした厳しい対応に乗り出してほしい。「うわさ」で人権侵害しないよう十分な注意が必要だが、無軌道な教師への抑止力にはなるだろう。

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