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2006年6 月21日 (水)

疲れる梅雨時の小学校

 板橋にある私立小学校を参観した。3年生の「情報」の授業を見たのだが、45分授業と15分の自由時間に付き合っただけで本当に疲れた。なんというか、子どもたちが発散するエネルギーに当てられた「人疲れ」状態だ。盆、暮れに田舎にしばらく帰っていて帰京し、ターミナルの雑踏にもまれると“人あたり”する、あの状態である。

普通教室よりやや小ぶりのコンピュータルームに41台のパソコン。そこで40人の男女児童がキーボード入力の練習をした。入力練習ソフトを使い、1つの段階を達成したら先生のテストを受ける。常時10人近い子どもが先生に見てもらおうと手を挙げている。2人の女先生は大忙しだ。私語が多いというわけではなく、大声を出す子もいないのだが、室内にさざめきが満ちている感じ。15分の自由時間はメールをやりに来た6年生のお姉さんら学年の違う子どもたちで大にぎわいだった。

「疲れた」を連発していると若い同行者が言った。「雨の日は倍以上疲れるそうですよ。子どもたちのエネルギーが発散されずに充満するからだそうです。この前そんなことを言っている先生がいました」。参観終了後に会議室で2人の女先生に取材した。子どもたちのエネルギー放射は2人とも認めておられてやはり疲れるとか。しかし、年齢を聞いて驚いた。2人とも30代前半かと思っていたのだが45歳と42歳。それにしても、教師に若々しい人が多いのはきっと子どもたちからエネルギーを貰うからなのだろう。うらやましい職業だ。

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