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2006年5 月25日 (木)

受験番号の記入ミスを全員救済;センター試験

 毎春の大学入試センター試験で自分の受験番号をマークし忘れたり、誤記する受験生が後を絶たず、センター側は席順などから受験生を割り出して全員を救済してきたことが分かった。今春のミスは全体の0.2%、7000人で発生した。一方、地理歴史6科目のうち「日本史A」「世界史B」などどれを選んだかマークし忘れると0点とされている。この措置に対して「あまりにかわいそうだから救済はやむを得ない」「失敗の責任は自分で取るべきだ」「科目マーク漏れが0点なのは不公平だ」など賛否の意見が出ている。(読売25日朝刊1面、社会面)
 <コメント>1面トップで本記、社会面トップで各方面の反響を特集している。そこまでのニュースか?と思わないでもないが、受験生やその家族にとってはまことに関心の深い話ではある。
ただ、氏名も書き忘れた場合はどうなるのかこの記事では分からない。「受験番号のマーク漏れなどがあると、電算処理でエラーが出て採点できない。このためセンターでは解答用紙に記入された名前や席順から受験生を割り出し、手作業で受験番号を入力してきた」とあるが、名前も受験番号もなくても席順で分かるということか。もし、連続して座る数人が完全ミスをした場合、どの解答用紙が誰のものか厳密には特定できないのではないか。マンモス試験の公平性に疑念が湧く。その意味で価値ある特ダネだ。

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