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2007年3 月 2日 (金)

定員割れ私大の「延命」補助金見直し;文科省

 文科省は07年度から私立大学・短大・高専への補助金体系を見直す(朝日2日朝刊1面)。「延命効果しかない」と評判の悪かった定員割れ放置大学などへの補助金カット率(現行最大15%)を5年後に3倍程度へ引き上げる。一方、定員割れ学部の募集停止や定員減、統合などに取り組む大学向けに「特別支援経費」(4億円)を新設して改善策を後押しする。私学補助は05年度実績で全991校のうち879校に年間2200億円が出ている。定員割れが起きている大学などは45%に達しているという。

<谷口のコメント>
◎甘すぎないか?特別支援経費◎
 厳しくするのは分かるが、上限4億円の特別支援経費などというのは必要なのだろうか。学生を人質に取られているからつぶれるに任せるわけにもいくまい、ということだろうが、多額の税金をつぎ込んだ上に整理金まで面倒見るのは国民の納得を得られると思えない。アメとムチというけれど、行政にアメは不要だ。粛々とスジを通してほしい。個々の私学の経営実態は見えにくいが、補助金行政の情報はもっと国民が見やすくしたらいいと思う。倒産して迷惑こうむるのは学生たちでもあるし、カネを出しているのは親だから。

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