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2007年3 月 1日 (木)

「遅刻多いと地獄へ直行」;川崎・中学の張り出し指導が問題化

  川崎市立中学校の2年生学年主任(男性、48歳)が、遅刻回数に応じて「イエローカード」から「地獄へ直行」まで5段階表を書いた模造紙を廊下に張り出し、該当する生徒名を書いた付せんを各欄に貼り付けていた(読売3月1日朝刊)。校長は10月ごろ、掲示に気づいたが、「教諭と生徒の関係がうまくいっていた」として放置。しかし、11月上旬、文部科学省職員が視察に訪れた際には外させた。視察後、この教諭は再び模造紙を張り出し、12月末になって、他の教職員から疑問の声が強まったこともあって外された。教諭は「やり方が間違っていた」と話しているという。

<谷口のコメント>
◎目くじら立てても◎
 社会面の横見出しで大きく載ったが、そんなに騒ぐほどの問題かなあと首をひねった。遠い昔の中学生時代、風紀委員というのをやって遅刻対策を担当したが、遅刻は常習化してしまうのが悩みの種。少しきつめのペナルティを課さないと治らない。廊下への張り出しぐらい仕方ないのではないか。

 問題は「地獄へ直行」という文言にあるのかもしれない。時節柄、殺伐とした印象を与えたのだろうか。しかし、一番問題なのは文科省から視察があるからといって一時期その張り紙をはずしたこと。これが同僚の批判を招く呼び水になったのではないだろうか。それにしても先生方には自信をもって生徒指導に当たってほしい。一方マスコミも安易な先生タタキはやめてほしい。現場を萎縮させる。この記事も学校の一こまを問題提起した意味はあるが、こうしたケースでは識者らの多角的なコメントを付けてもらえると参考になるのだが。
 

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