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2007年2 月16日 (金)

 零細ブログの生きる道

  この [教育タイムズ]を始めてまだ1年に満たないが、アクセス数がなかなか伸びないのが悩みだ。それでも時に「爆発的」にヒットすることがある。

 1回目の爆発はインタビューコーナーで起きた。「近藤信司・文部科学審議官」のインタビュー記事へのアクセスがある時点から急増し出したのだ。このブログシステムにはアクセス解析の機能がついていて、そのアクセスが何を手がかりにしたのかがある程度分かる。調べると、グーグルやヤフーで「近藤信司」を検索した結果「教育タイムズ」の掲載記事を見に来ていたのだ。グーグルは2月13日現在でも当サイトは「近藤信司」の第2位に掲載されている。

 「何でだろうな」と不思議に思っていたが、後で近藤さんが文化庁長官に就任したことが分かった。自分が新聞の記事を読み落としていたのだ。ニュースを知った人が「近藤Who?」でネット検索をしていたわけ。ただ、アクセス急増は人事が新聞に掲載される前から始まっている。このナゾは解けないが、情報を聞いた内部の文科省や文化庁の人たちだが見に来たと思えばつじつまが合う。

 2回目の爆発は2月11日午後9時過ぎから評論・ルポコーナーで起きた。「シリーズ・書写を考える」のプロローグ「中国に書写を問う~安徽省師弟旅」にアクセスが、零細ブログの運営者の感覚では、まさに殺到し出したのだ。3時間ほどの間は1分間に何件ものペースだった。

 このときは理由は分かっていた。中国の安徽省にロケをした「日本と中国の書道対決」番組が日本テレビで日曜のゴールデンタイムに放映されたからだ。「シリーズ・書写を考える」は日本の高校生チャンピオンとして中国に行った高校3年生、藤本梨絵さんに同行した師匠の渡邉啓子・日本書写能力検定委員会師範にスポットを当て、中国からのネットライブ連載の形で計5回、掲載していた。ルートをたどると「藤本梨絵」で検索して見に来ている人が6割、後は「書道」「日中対決」などである。

 「爆発」の余波はその後2日ほど続いた。テレビの威力を痛感する一方、ネット社会の凄さを垣間見た気持ちだ。当ブログは時節柄、教育改革をテーマにしたものが多いが、継続的に一定数のアクセスが確保されているコンテンツもある。「安倍教育改革の真の狙いは?」「足立区の学力テスト問題」などが代表例だ。
  「検索読者に支えらて社会に流布」することも零細ブログが生きる道ではないか、と改めて痛感した大爆発だった。
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