夜更かしW杯

　　第１戦は残念な結果だった。終盤になってのばたばたとした負け方は地力のなさをうかがわせるもので今大会は期待できないのかもしれない。

　　結局最後までテレビ観戦してしまったが、各家庭ではどうしただろうか。子どもたちも当然テレビを見たがったろうが、終われば零時近くになるのは分かっている。特に小学生の場合は迷った親も多いのではないか。それぞれの家庭のやり方があっていいのだが、特に見せない場合には子どもへの説明の仕方が問題だ。インフォームドコンセント（十分な説明に基づく同意）は子育てにおいても重要だ。

自分ならどうしたろうか。「今日は特別だよ」とか言って家族で見たような気もするが、たぶん厳しくやったのではなかろうか。事情によっては一晩ぐらい起きていても、一日ぐらい学校休んでもどうってことはないさ、と心底思えるようになったのは小学生が孫に当たる年代になってからのことである。W杯がそれに値するかどうかはあくまで各人の考え方であり、チームが強いか弱いかも大いに左右することではあるが。