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2006年5 月24日 (水)

子どもたちよ、地球防衛戦士になろう!

  午後から青梅市で季刊「はぐくむ」第2号の編集会議。青梅市は東京都の西端に位置する人口14万人の都市。秩父多摩甲斐国立公園の玄関口にあり、豊かな自 然に包まれた歴史ある街だ。ここに本拠を構える教育事業団体から「全くPR臭のない完璧に近く公共性の強い機関誌を出したい」との相談を受けて、その心意 気に感じてボランティアで編集顧問を引き受けた。4時間近くに及んだ会議は少々くたびれたが「教育を通じて世直しを図ろう」という小さな民間団体の大きな 志が気持ちいい一日だった。

  この団体の主要事業は書写とパソコン入力の普及。ツール(道具)こそ筆とパソコンの違いはあるが、共に「文字」文化の振興を目標にしている。勤めていた新 聞社とこの団体が子どもを対象にした共催事業でいくつかのコンクールを共催していたことから主要メンバーとは旧知の間柄である。

  創刊号は5月25日付けで刷りあがったばかり。B4判4ページの縦組み新聞だ。1面トップは<競い合う心を重視 文科省「学びんピック」を拡大>。「学びんピック」とは文科省が、子どもたちが力を競い合うことで「学ぶ」意欲を高めるような大会(文化事業)を公式に認 めて、行政ルートでもPRするなど応援しようと03年度から始めた事業。06年度の「学びんピック」認定62大会はこのほど発表されたが、この団体が新聞 社と共催する各種コンクールは新たに2大会が加わり6大会全てが認定された。認定大会の実に1割を占めている。機関誌「はぐくむ」はその6大会にはほとん ど触れず、競い合う心の重要性のクローズアップに紙面の焦点を当てた。

  今日の編集会議でも編集長が冒頭に宣言したのは「この機関誌は教育を通じて世直しを進めることを根本理念にしましょう」だった。とは言え具体的にコンテン ツをどうするかは難しい。次号は夏休み中の配布でもありエコロジイ活動を中心に組むことになった。「今の世の中、何がいったい正義なのか、誰を信じていい のかが分からない。その中で『地球を守ろう』の合言葉だけは皆が共通して受け入れることができる目標だ。子どもたちに地球環境を守る戦士になるよう呼びか けよう」。こんな提案に皆が賛成してくれた。具体化までが大変だが楽しい作業になりそうだ。

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