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2006年6 月16日 (金)

非行防止教室の活用指導案作成;文科省&警察庁

  地元の警察官を講師に招いて行われる「非行防止教室」は04年度の集計で全国の小中高校の約半数近い1万9893校で行われた。全校集会で警察官が講演する形だが、その日限りの行事で終わらせないようにと文科省と警察庁が協力して「学習指導案」約5万部を先月作成、全小中高校に配った(読売16日朝刊21面)。非行防止教室が開かれる前の授業で校則をテーマにした討論型授業をしたり、教室終了後の授業ではマンションのゴミ出しなどのルールをどう守るかを話し合わせるなどの例が盛り込まれている。

  <コメント>暴行、万引き、喫煙、薬物、携帯電話がらみの犯罪などに子どもが走らないようにするのはどうするかが緊急の課題になっています。学習指導案を配布して学校現場に注意喚起することはいいことですが、問題は指導のための授業時間をどう確保するかです。
  記事によると道徳の時間を指導に充てることを主に想定しているようです。また、学習指導案は実践事例として①生活の時間を活用している小学校②総合的な学習の時間に行う職場体験の際に地元商店街の防犯の取り組みを調べさせる、などを挙げています。

  しかし。学校での時間を使うには限りがあります。そこで、非行防止教室には多くの父母の参加も求め、その前後に家庭で何をどう教えるかの手引書を作成して配ることもやったらどうでしょうか。子どもの非行防止は家庭との連携がなければなしえません。

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