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2008年1 月 2日 (水)

合格認定者は計80人に;文科省高卒認定試験(旧大検)

正月返上で対応する文科省 

 高卒認定試験(旧大検)の採点ミスで合格しているのに不合格扱いされていた受験生は制度開始の05年度から07年度までで計80人となった。文部科学省が元日に発表した。
ミスは「世界史A」の採点プログラムに不具合があったために起きた。世界史A(100点)のうち4問から2問を選んで解答する設問(計6点)がプログラムミスのため加点されず、94点満点の計算になってしまったもので、文科省は、05年度以降の「世界史A」の採点を再度実施。05年度の試験については、解答用紙が破棄されていたため、受験者計8450人全員に12点を加点して合否を判定した。文科省によると、この試験は8-9科目につて各科目40点以上(100点満点)取れば合格となるもので、得点のかさ上げ修正によって合格者が増えた。
 文科省はヘロップデスクを設けて正月返上で対応しており、合格証書を送付するとともに、大学入試センター試験の受験希望の有無などを電話で確認する。 

<谷口のコメント>
◎受験シーズン本番に気になる話だ◎
 今は試験の採点や集計にコンピュータが使われる時代。こんなミスの話を聞くと、コンピュータ頼りの超マンモス試験「大学入試センター試験」は大丈夫かいな、と心配になってくる。
 新聞休刊日の2日、ウエブ版で各紙が「文科省が1日、発表した」と報じているのを読んで記事にあった番号に電話してみると、即座に「はい担当へロプデスクです」と応答が返ってきた。取材と断っていろいろ質問してみて、文科省もそれなりに反省してできる限りの措置を取ろうとしていることは伝わってきた。
 それにしても、さすがにウエブ時代。1日付で報道各社に電話やFAXで情報を流したと言い、それが配信されてかなりの人数の問い合わせがあるのだという。

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