クリスマスの自転車
タラコはサンタさんから念願の自転車をもらいました!
ウチから出発し光が丘公園の中をぐるぐると、ゆうに2~3キロはある道のりを、三輪車でグイグイ走るタラコが、自転車に興味を示し始めたのは春ごろでした。誕生日に買ってあげようか・・・とも考えましたが、通行人から笑われるほど三輪車で暴走するタラコに、今自転車を与えるのは危険すぎるという判断で、「いい子にしていたらサンタが持ってきてくれるよ」と、お預けしていたのでした。
そして、夏から秋にかけて、サンタさんにどれをリクエストするか、自転車やさん巡りをしました。公園にいくと、あれほど他の子の自転車を見て「アレがいい、アレがいい」と騒ぐくせに、自転車やさんに行くと「どれにする?」と聞いてもロクな返事をしないのです。端から端まであらゆる自転車に試乗するので、それで満足してしまうのかな、と思いつつ不思議でした。しかし、親としては、散々乗った挙句、どれも選ばないのは実にお店の人に申し訳なく、恥ずかしいものがあります。
私と夫は、キャラクターものは避けたいと思っていました。飽きるし、色もドギツイものが多いし・・・。それで、ある一台の真っ赤な自転車がいいかな~と思っていました。タラコに聞くと「いいよ」というのですが、でも自分から「コレ欲しい」と言わないのが何か気がかりで・・・。
そうこうしているうちに11月も末になり、クリスマス近いので品薄になるといけない、そろそろ決めよう!ということで、再度、ある大きな自転車やさんに出かけました。ここでタラコが決めなければ、別の店にある、その赤い自転車にしよう・・・と思っていました。
やはり贈り物の季節なので、ひと月前より品が揃っていました。いつも通り、試乗しまくるタラコ。と、そのとき! 私はこれまでお店で見かけたことのなかった自転車を見つけました。色は紺のとクリーム色。タラコは絶対赤かピンクだろうな・・・と思っていたので、ダメもとで「タラちゃん、こっちのはどう?」と聞いてみると・・・・「あ、わたし、コレがいい!」とすっ飛んでくるのです。ビックリしました。何度念を押したか。「赤いほうがかわいいんじゃない?ピンクでもいいんだよ」・・・・それでもタラコは「わたし、このクリーム色のをサンタさんにたのむ」とキッパリ。
と、いうわけで、パナソニック社製のクリーム色でちょっとワンポイントが入っただけのとってもシンプルな自転車がタラコの愛車となったのです。パナソニックは大人の電動自転車を作っているからか、ママとおそろいの自転車に乗ってね・・ってなことで子供用自転車も作っているんでしょうね。ちょっと意外ですが。
女の子だから赤、ピンクという固定観念はいけないな・・、タラコがそれまで「コレがいい」と言わなかったのは、本当にビビビッとくる自転車がなかったのだろうな、と思いました。3歳児の感性をあなどってはいけない・・・・と深く実感した、今年のクリスマスでした。
ちなみに、後で聞いたところ、これはママの自転車に似ているから良かったのだと。たしかに私の白い自転車に車軸のカーブ具合も似ているのでした。
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