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2007年3 月24日 (土)

フィンランドの奇蹟

  JR車内の広告で「フィンランドの奇蹟」というキャッチコピーが目を引いた。予備校の広告である。日本より家での勉強時間が少ないのに学力テスト成績が世界一なのは「分からない子」を出さない体制だ、などとうたっている。暗にうちの予備校もそういう方針ですよ、とPRしているようだ。

  PISA2003(2003年実施のOECD学習到達度調査)で日本の子どもたちの成績が上位から滑り落ちて「学力」論議が盛んになる中で、世界一になったフィンランドに注目が集まっている。いろいろな分析が試みられているが、おおむね共通しているのは「落ちこぼれを出さない」教育体制が学力テストの平均点を世界一に押し上げたのだろうという見方だ。小人数クラスにし補習学習にも力を入れる、つまり教育に人とカネをつぎこんだ効果が表れているというのだ。

  なるほど、と納得する思いだが日本ではなぜそれができないのだろうという疑問がわく。地方分権だろうと中央集権だろうともっと教育にカネをつぎこむ体制がなぜできないのか。それは文化の違いなのか。教育、福祉、公共工事、軍事予算の比率を比べた場合、日本とフィンランドではどのような差があるのかなどといった分析がほしい。「フィンランドの奇蹟」は予備校でなく教育再生会議あたりに注目してもらいたいテーマではある。

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