公立小中全校に電子黒板配備へ
学校ICT化に4000億円
政府の15兆円に上る追加経済対策の一環として、文部科学省は9日、電子黒板を全国の公立小中学校に1台ずつ配備する方針を決めた(10日毎日朝刊2面)。電子黒板はパソコン連動の黒板で、デジタル教材などを黒板画面に映し出し、画面に触れることで操作できる。テレビの天気予報で、お天気キャスターが操作している画面を思い出せばいいようだ。1台45万円。このほか、コンピュータの台数を増やすなど、学校ICT(情報通信技術)化推進に約4000億円を宛てるという。このほか、新学習指導要領の実施に合わせ、小学校教員約2万3000人の英語研修(約10億円)なども含まれている。
<谷口のコメント>
単なるばら撒きにするな
3年ほど前、静岡県内の公立小学校を訪問した際、白い布を掛けたままの電子黒板があった。あるパソコン関連コンクールで入賞した賞品だが、使いこなす先生がいないのでしまってある状態、と言う。学校ICT化の推進は賛成だが、景気浮揚のためのばら撒きにならないよう、人(先生)を育てることが肝要だ。
コメント