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2008年12 月24日 (水)

タラコの心臓~検査の結果

気がつけば、今年ももうすぐ終わり・・・。報告が遅くなりましたが、秋にタラコの心臓の検査入院が終わりました。予定通り10月に入院したものの、入院後急激に風邪で体調を崩したため、検査直前で中止の判断。11月に再入院して検査を終えました。

結果は、要手術と出ました。

血の流れは「全身から→右心房→右心室→肺→左心房→左心室→全身へ」です。心室中隔欠損の場合、肺できれいにされた血が左心房→左心室と戻ってきたところで、左心室の穴から右心室へ漏れてしまう。全身へ送り出される血が減り、漏れた血と全身から帰ってきた血が合流して心臓と肺の中を循環するのです。タラコの場合、全身へ送り出される血の量が1に対して、心臓と肺の中を循環している血の量が2.5倍を検査でわかりました。

これを「肺体血流量2.5」といいます。手術基準として2倍以上だと要手術というのが一般的だというので、タラコの場合、基準を完全に超えていたのです。つまり心臓と肺の仕事量が多いわけです。この状態であると、小学生になるころには周りと体格差、体力差がハッキリしてきて、成人するころには階段を上るのがキツいというレベルだということでした。

これまで、エコーなどで見てきたところ、肺体血流量が2倍までいかない微妙なラインと予想されていたので、この結果を聞かされたとき、涙がボロボロボロッと押しとどめる間もなく溢れました。手術をしなくてはならない、という現実にというより、そんな大変な負荷を背負わせていたのか、ということがショックでした。

主治医がいろいろ説明を続ける・・・それを聞いてはいたけれど、頭の中では、夏になると一日中風呂上りみたいに汗びっしょりのタラコ、幼稚園の帰りに疲れた疲れたと泣いて道路に座り込むタラコ、病気とは思えないほど公園で走り回るタラコ、いろんなタラコの姿がぐるぐるぐるぐる駆け巡って。2.5という数値と重なるタラコと重ならないタラコが浮かぶ矛盾。しかし、迷う余地なく手術しなくてはならないと決まった以上、早く治してやりたい、という気持ちも決まっていました。

来年2月に榊原記念病院で手術を受けることになりました。主治医が榊原記念病院あてに書いてくれた紹介状に、今回のカテーテル検査の結果を記録したCD-ROMが同封されていました。榊原記念病院で先日受診した際、そのCD-ROMの画像が先生の机上のパソコンに映し出されていました。タラコの心臓が一生懸命動いている映像です。もぎゅもぎゅと収縮を繰り返しています。それを見たタラコが先生に「これな~に?タコ?タコが踊っているの?」と言って、タコの真似をして笑われていました。

おもしろい子です。無邪気な子です。明るい子です。力尽きるまで遊びたい子です。全く人見知りしないようでありながら、実はシャイな子です。威張って強がるくせに案外怖がりな子です。おしゃべりな子です。ふざけるのが大好きな子です。負けず嫌いな子です。いろんな輝きをまだまだ秘めた子です。

神様、どうかお願いします。無事に手術を終えさせてください。